第103回LTセミナー「反転授業ことはじめ」
第103回LTセミナーでは,株式会社ハンテンシャの加藤大氏をお招きし,反転授業についてご講演いただきました.
講演ではまず,反転授業とは,従来授業時間中に実施していた講義を授業時間前に実施し,授業時間中には演習を中心とした学習活動をとる授業の形態といった定義がなされました. 次に,反転授業では,学習者は授業中に演習の評価をその場で受けることになるので,演習のための行動の質にこだわるようになるなど,反転授業の利点について示していただきました. また,東京理科大学,金城学院大学,米国の高校での実践事例について紹介がありました.さらに,反転授業の実施までの工程と課題のほか,予習動画のデザインのタイプとそれらの長短について説明をしていただきました.
次に,ヒューマン情報システム学科の高井久美子助教から,同学科での反転授業の実践について報告がありました. 1年生の必修科目である情報基礎2の3回分の授業において,反転授業をLMSとビデオライブラリを活用して実施し,従来型と比較して教育効果が高まることを確認できたとのことでした.
最後に,「反転授業に向いている科目,向いていない科目は何か?」というテーマでグループワークを行いました. グループワークでは,参加者全員が4名程度のグループに分かれて,テーマに沿ったディスカッションを行った後で,全体でグループごとの意見を共有しました. 必修科目と選択科目,講義科目と実習科目,履修者の規模など,さまざまな視点からの意見がありました.
参加者の人数
開催日:2015/02/18(水) 15:00 ~ 16:40
教職員 | 学生 | 合計 |
25(21)名 | 2名 | 27(21)名 |
セミナーコンテンツ
開催案内
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配布資料・講演動画
配布資料や講演動画はLMSのコミュニティ「教職員のひろば」内,LTセミナー資料に掲載しています.