第61回LTセミナー「通信教育課程におけるeラーニング -メディア授業を考える-」

 第61回LTセミナーは,参加者を本学の教職員に限定して,通信教育課程におけるメディア授業についての情報交換を行いました.

 セミナーでは,まずはじめに,通信教育課程においてメディア授業を担当されている6名の先生から,メディア授業の実際の運営についてそれぞれ簡単に紹介がありました. 紹介された授業は,ビデオ講義を中心とした授業,ウェブページを中心にビデオ講義を補助的に用いる授業,書籍テキストを使用した上で講義ビデオやオンラインテストを用いる授業,独自の演習用サーバを構築している授業など様々なものがありました.

 この後のディスカッションでは,メディア授業はコミュニケーションが取りやすいなどの良い点もあるが,運営する上で課題もあることが確認されました. 課題としては,教材コンテンツの作成,レポートの評価や質問への回答の負担を軽減することや,対面と同等のインタラクションを実現することなどが挙げられました. 参加者からは,これらの課題を解決するための具体策が提案され,活発なディスカッションが展開されました. テキスト授業においても,補助的なビデオ講義の配信やWebCTのメールやディスカッションによる質疑応答をしている教員がいることが紹介されたり,インタラクションについてはテキスト授業であっても,ICTを活用することが有用であるといった指摘もありました.

参加者の人数
 開催日:2009/12/15(火) 16:45~18:15

教職員
16(14)
()内の数字はスタッフを含まない人数です

セミナーコンテンツ
開催案内

第61回LTセミナー「通信教育課程におけるeラーニング -メディア授業を考える-」

 理工学部情報科学科通信教育課程も3年目になりました. いくつかの科目は「メディア授業」として開講されており,eラーニングで実施しています. メディア授業は対面型の授業と同等の効果をもたらします. 一方で,メディア授業では,教材の作成に手間がかかりますし,課題の採点やフィードバック,メールや掲示板を介した学生とのやり取りもテキスト授業に比較すると頻繁になることから,担当している教員の負担は大きいと言えます. また,メールや掲示板でのコミュニケーションならではの苦労もあると思います.

 そこで,12月のLTセミナーは,メディア授業を担当の教員,通信教育課程を切り盛りする職員,メディア授業に興味のある教職員で情報交換を行うことを目的とします. 講演・発表型ではなく,参加された皆様の間で,忌憚のない意見交換ができるような会にしたいと思います.

 通信教育課程でメディア授業を担当している方,テキスト授業の補助としてeラーニングの活用を検討されている方,通信教育課程で授業は担当されていなくともeラーニングに興味をお持ちの方など,皆様,奮ってご参加下さい.

※参加をご希望の方は,事前にLT開発室までご連絡いただければ幸いです.

第61回LTセミナー「通信教育課程におけるeラーニング -メディア授業を考える-」

  • 日時 2009/12/15(火) 16:45~18:15
  • 会場 帝京大学宇都宮キャンパス 本部棟2号館101教室
  • 受講対象 帝京大学に属する教職員

 

開催案内ポスター

 

配布資料・講演動画


配布資料や講演動画はLMSのコミュニティ「教職員のひろば」内,LTセミナー資料に掲載しています.