【2022年度参加報告】World Conference on Computers in Education (WCCE)2022

報告者:渡辺博芳,小島一晃,古川文人,宮崎誠

 World Conference on Computers in Education (WCCE)2022が,8月20日(土)~8月24日(水)の日程で広島国際会議場(広島県広島市)において開催された.本会議はハイブリッド形式での開催となり,ビデオ会議ツールを用いて遠隔からの参加も可能であった.

 WCCEは4年に1度開催されるが,本会議は2021年度に予定されていたものを,新型コロナウィルス感染症の影響により1年延期しての開催となった.論文発表セッションのほかに,4件の基調講演,4件のワークショップ,3件のパネルセッション,3件のシンポジウム,3件のポスターセッションに加え,2件の特別セッションと2件の開催国セッションが設けられるとともに,3件のプレカンファレンスイベントが開催された.

 本学からは渡辺博芳教授,小島一晃准教授,古川文人准教授,宮崎誠助教が参加し,小島准教授が「General Model for Design of an Integrated Learning Record Store System as Infrastructure in Learning Analytics on a University」の発表を行った.また,ポスターセッションにおいて,宮崎助教が「Rubric Self-Assessment System for Technical Standards」の発表を行った.

 講演では,情報科学教育やSTEAM教育,ICTに基づく教育学習の発展・展望などについての議論がなされた.一般発表でも,教育学習支援のための情報技術開発と評価,新しい教育学習支援システムの考案,オンライン授業の実践や調査・分析,情報科学・技術の教育の設計と評価など,広範なテーマに関する発表があった.