【2021年度参加報告】大学ICT推進協議会2021年度年次大会
報告者:宮崎誠
2021年12月15日(水)~17日(金),幕張メッセ国際会議場(オンラインとのハイブリッド)において大学ICT推進協議会2021年度年次大会が開催された.3日間の会期を通じて,59団体による58ブースの出展があり,2件の基調講演のほか,一般セッション,企画セッション,ポスターセッション,出店者セミナー,ランチョンセミナーが行われた.
EDUCAUSEのVice PresidentであるSusan Grajek氏による基調講演「Digital Transformation in Higher Education: From Learning to Planning to Doing」では,高等教育におけるDXの意味やインパクト,推進するための指標や目標および計画,戦略的な実施についての道筋について論じられた.また,東北大学情報シナジー機構 特任教授の曽根秀昭氏による基調講演「セキュリティ人材の育成と大学間の連携」では,文部科学省2012年度採択の実践的情報教育協働ネットワーク(enPiT)のセキュリティ分野として進められている人材育成である大学院連携によるSecCapコース,2016年度から学部生対象のBasicSecCapコース,2017年度から社会人リカレント教育のProSecコースについての概要と大学連携による教育プログラム実施の利点と課題が論じられた.
ラーニングテクノロジー開発室からは,宮崎誠助教が企画セッションのオープンソース技術部会「オープンソースでLMSをより使いやすく ~ユーザによるLMSの機能拡張~」にてパネリストとして参加し,古川文人准教授と宮崎誠助教が一般発表にて以下の発表を行った.
- 帝京大学におけるLMS継続的運用の課題 髙野芳恵, 渡部里美, 古川文人, 小島一晃, 宮崎誠, 渡辺博芳
- ルーブリック相互評価のための情報システム仕様検討 宮崎 誠, 渡辺 博芳, 眞坂 美江子, 高井 久美子