【2016年度参加報告】教育改革シンポジウム「教育ビッグデータの活用に向けて ~Learning Analytics, Adaptive Learningについて考える~」
報告者:渡辺博芳
2016年9月24日(土)に長崎大学とアシストマイクロ社の共催による教育改革シンポジウムが長崎大学において開催された.
長崎大学副学長・ICT基盤センター長の村田嘉弘先生からのご挨拶後,京都大学の梶田先生から「ラーニングアナリティクスの効果的な利活用に向けて」と題し,情報環境の現状や技術的動向を中心としてラーニングアナリティクス活用についての講演があった.次に,LT開発室渡辺室長が「LMS活用からアクティブラーニングへの展開とラーニングアナリティクスへの期待」と題した講演を行った.それに続く,長崎大学古賀先生による「長崎大学におけるLMSの活用状況と課題」においては,長崎大学においては,FDとLMS活用が戦略的,かつ効果的に進められている様子が見て取れた.
メリーランド大学のDr. John Fritzの講演では,LMSのLarning Analytics機能から得た情報を基にその授業を担当する教員にヒアリングを行い,授業改善やベストプラクティスの共有を行っている事例が紹介され,Blackboard社のChris Eskeさんからは本学が採用しているLMSであるBlackboardにおけるLearning Analyticsの紹介があった.
本学においてもLMSの活用が進んできているので,LMSに蓄積されたデータを活用した取り組みを検討する必要があると感じた.