【2015年度参加報告】平成27年度教育改革ICT戦略大会
報告者:渡部里美
私立大学情報教育協会主催による平成27年度教育改革ICT戦略大会が,2015年9月2日(水)~4日(金)の3日間,アルカディア市ヶ谷において開催された. 今回のテーマは,「「真の学力」を育成するための教育の大逆転」である.
1日目は全体会として,『アクティブ・ラーニングを知る』『全学へのアクティブ・ラーニング展開』『反転授業を推進するための方策』『学生の主体性を引き出す新たな取り組み』『真の学力を育成するための教育改革』を題目とした講演が行われた. 2日目はテーマ別の自由討議として,『地域社会での活躍を目指したアクティブ・ラーニングによる人材育成』『学修行動のモニタリングと学修成果の可視化』『教学マネジメント体制の確立への試み』『価値を創出させるデータ活用力の教育モデル』をテーマとした4つの分科会が,パネルディスカッション形式で行われた. 3日目は各教員の取り組みについての77件の大会発表が5会場に分野ごとに分かれ行われた. また,2日目,3日目においては大学・企業によるICT導入・活用事例についてのポスターセッションが同時開催された.
1日目に聴講を行い,思考力・判断力・表現力や主体性をもち多様な人々と協働できる「真の学力」の育成のために,高大連携や産学連携が必要であること,アクティブ・ラーニングなどによる教育改善の必要性・重要性を説かれていました. 長崎大学,徳島大学,山梨大学のアクティブ・ラーニングや反転授業の実践報告では,受講学生が導入前と導入後でどう変わったいったのかや教員に広めていく際の課題や方策など,また環境整備の必要性が報告された.