【2015年度参加報告】情報処理学会第16回教育学習支援情報システム研究会

報告者:渡辺博芳

 情報処理学会教育学習支援情報システム(CLE)研究会の第16回研究会が,2015年5月22日(金)~23日(土)に放送大学熊本学習センター(熊本大学内)において開催された.今回の研究会のテーマは「アクティブラーニングおよび一般」である.招待講演1件,LAK15報告セッションの他,14件の発表があった.

 招待講演では,熊本大学の平岡先生は心理学的知見とインストラクショナルデザインの話で,インストラクショナルデザインで反転授業を設計するとこうなるといった具体例があり,参考になった.LAKは Learning Analytics and Knowledge に関する国際会議で,この報告では,京都大学の梶田先生と法政大学の芳賀先生から,近年,話題になっているLearning Analyticsの研究動向の紹介があった.

 アクティブラーニングに関連しては,仁愛女子短期大学の田中先生による「eポートフォリオとタブレットを活用したアクティブラーニング」,京都外国語大学の村上先生による「外国語教育における反転授業型アクティブラーニング」,広島大学の古澤先生による「Blackboardを用いた反転授業」など,さまざまな学問分野での授業実践例の発表があり,大変参考になった.