【2014年度参加報告】情報処理学会第13回教育学習支援情報システム研究会
報告者:渡辺博芳
情報処理学会教育学習支援情報システム(CLE)研究会の第13回研究会が,2014年5月16日(金)~17日(土)に京都大学術情報メディアセンター南館において,「教育ビッグデータおよび一般」」というテーマで開催され,約60名の参加者があった.
今回の研究会では,京都大学美濃教授による「大学教育ビッグデータとその可能性」と題する特別講演があった.一般講演では,アンケート結果や学習履歴を使った学習者のタイプ分析,出席データを使った学生の友人関係の分析,学生の修学データを用いた要注意学生の分析など,種々のデータの活用に関する発表があった.また,Learning Analytics関連で,LAK2014への参加報告,Learning Analyticsの方向性と研究上のフレームワーク,電子教科書におけるLearning Analytics向けデータ項目に関する発表があった.教育におけるビッグデータの活用については,まだまだ先が見えない部分もあるが,様々な試みが行われているようだ.
本研究会において帝京大学から,LT開発室渡辺教授・ヒューマン情報システム学科佐々木准教授の指導のもと研究を進めている通信課程大学院生から「学内模擬試験を用いた判別分析による診療放射線技師国家試験の合否予測の検討」と題する発表を行った.
次回のCLE研究会は2014年10月25日(土)に,東北大学において開催される予定である.