【2012年度参加報告】私立大学キャンパスシステム研究会2012年度第2回第二分科会

報告者:渡辺博芳,古川文人,高井久美子

 私立大学キャンパスシステム研究会(CS研)の2012年度第2回第二分科会が,2012年6月21日(木)に帝京大学宇都宮キャンパスにおいて開催された.CS研は,高度情報化による社会環境の変化を背景に,大学におけるコンピュータの有効利用についての研究を行うため,私立大学の教職員によって設けられた研究会であり,第二分科会の2012年度のテーマを,「活気ある学生生活を支援する事務職員の役割、取り組み」として,活気ある学生生活を支援するための足がかりを探り、職員の立場から具体的に何ができるかについて検討している. 第2回には「LMSを有効活用するための支援体制と学生資源の利用」をテーマとして実施された.本学ラーニングテクノロジー開発室長渡辺博芳准教授が「LMSを有効活用するための学生を巻き込んだ支援体制」と題する事例紹介を行い,続いてワールド・カフェ形式で「LMSの有効な活用と,必要な支援体制・支援内容について」討議が行われた.施設紹介として,オートモビル・テクノロジー・センターと格納庫の見学も行われた.

 事例紹介では,ラーニングテクノロジーアシスタント(LTA)の学生2名も登壇して,活動の様子やLTAの活動で得たことなどを話した.ワールド・カフェ形式の討議は,少人数に分かれて短時間でメンバーを入れ替え,討議の内容を模造紙に自由に書き留めながら行う,カフェのようなくつろいだ雰囲気で意見を交換する方法で,最後にはグループごとの討議内容についてキーワードなどのポイントを発表して全体で共有する.参加者の多くが,私立大学の事務職員であり,大学を良くしていこうという意欲的な姿勢が印象的であった.