【2006年度参加報告】平成18年度「大学教育改革プログラム」合同フォーラム

報告者:武井惠雄,高井久美子

 平成18年度「大学教育改革プログラム合同フォーラム」は,特色ある大学教育支援プログラム(以下,特色GP),現代的教育ニーズ支援プログラム(以下,現代GP)など9つの大学教育改革の支援事業が参加し,2006年11月12-13日にパシフィコ横浜で開催された.1日目は10:30から基調講演,午後からテーマごとに4会場に分かれて分科会があり,1000人収容のメインホールには各大学から推定700名を越す参加があり,関心の高さをうかがわせていた.平行して11:00~16:30までポスターセッションが行われ,5つの大学教育改革プログラムから合計144件の展示があった.

 「輝く大学を作る絶好の機会」と題しての基調講演(有馬朗人科学技術館長)の中では,国際的な教育の質の保証,多様化する高校教育との接続関係,ユニバーサル段階における大学の機能別分化が課題である,大学のもっとも大きな使命は教育であるとの考えが述べられた.

 今年度で4年目を迎える特色GPは,取り組みにおいて,全学的・全学部的ということと,「わかりやすさ」重視という性格が強まったという印象を受けた.特色GP,現代GPともに,年々,その性格を変えつつあることが実感でき,有用な体験であった.