【2005年度参加報告】NIME平成17年度第2回R&D研究会「Technologies for supporting collaboration among Learning Object repositories」

報告者:渡辺博芳

 2005年5月9日に,メディア教育開発センター(NIME)において,「“Technologies for supporting collaboration among Learning Object repositories” (学習オブジェクトレポジトリーの国際連携を支えるテクノロジー)」と題する公開研究会が開催された. 学習コンテンツの開発や相互利用において,学習オブジェクトという考え方が注目を集めている.学習オブジェクトを世界規模で共有するためにGLOBEが結成されたが,その技術的側面をフォローアップすると言う位置づけの研究会であった.ざっと見渡したところ,40名程度の参加者があった.

 午前中は,Prof. Daniel R. Rehak(Carnegie Mellon University & ADL Senior Research Fellow)から,CORDRAの取組について紹介があった.CORDRAは世界規模での学習オブジェクトのインフラを構築する試みである.

 午後は,Prof. Erik Duval(ARIADNE and Professor, Katholieke Universiteit Leuven),仲林清氏(NTTレゾナント),清水康敬先生(NIME),Prof.Daniel R. Rehakより,それぞれ事例報告があった.ARIADNEにおいてもGLOBEや他のレポジトリとの接続が検討されており,NIMEにおいても,NIME-Gladの英語サイトの構築やGLOBEとの連携が検討されているようである.