【2006年度参加報告】平成18年度 情報教育研究集会

報告者:武井惠雄,渡辺博芳,古川文人,及川芳恵

 情報教育研究集会は,文部科学省と国立13大学の共催で開催される一般情報教育に関する研究発表の場であり,研究者間の情報交換の場であり,且つ,文部科学省専門教育課の考え方を聞く場でもある.今回は,広島大学が開催校となり,2006年11月24日(金)から11月25日(土)までの2日間行われた.意欲的な催しも多く準備され,研究発表数も大幅に増えて盛況であった.

 初日(11月24日(金))は広島大学副学長からの主催者挨拶,文部科学省高等教育局専門教育課課長補佐の講演に続いて2件の特別講演があり,さらに,パネル討論「教育における著作権」があった.パネリストには,本学のLTセミナーにもお招きしたことのある尾崎史郎氏(現,メディア教育開発センター教授),坂井素思氏(放送大学教授),植村八潮氏(東京電機大出版局)等,多彩な顔ぶれで,教材コンテンツに密接に関わる議論が行われた.

 第2日(11月25日(土))は,9分科会に分かれた一般講演が36セッションとポスターセッションが17:30まで開催された.本学からは,D1セッションで武井惠雄教授が「教育と学習におけるラーニングテクノロジーの役割 ―高等教育におけるeラーニングの現代的意義の検討」について発表を行い,B4セッションで渡辺博芳助教授が「ラーニングテクノロジーを活用した情報教育の実践例」について発表を行った.