【2008年度参加報告】Bbカンファレンス2008

報告者:渡辺博芳,及川芳恵

 株式会社CSKシステムズ西日本主催によるBbカンファレンス2008 in 沖縄は,2008年11月28日・29日にルネッサンスリゾートオキナワで開催され,渡辺博芳准教授と及川技術職員が参加し,渡辺准教授が「ラーニングテクノロジー開発室を中心とした全学的普及と利用支援」といった題目で本学の取組についてユーザ講演を行った.カンファレンスには約50名の参加があった.

 カンファレンスの最初に,大阪大学サイバーメディアセンター長の竹村 治雄 先生 が「高等教育機関における情報科の必要性 -大阪大学の例を中心に 」という題目でアドバイザリーボード記念講演を行った.この講演の中で,大学における事務用,教育用の情報システムを連携させる時代になっており,大学内の情報システムの全てを見渡せる部署,あるいは責任者が必要性を強く感じた.

 招待講演は以下の2件であり,6件のユーザ講演,10件のポスター発表,ワークショップが行われた.ワークショップは参加者の双方向の議論の場となり,活発な議論が行われた.

  • 美濃 導彦 先生 (京都大学 学術情報メディアセンター)
    「 京都大学におけるICT活用教育 」
  • 向後 千春 先生 ( 早稲田大学 人間科学部 )
    「 eラーニングと教育授業の融合:次の大学教育の形 」

 カンファレンス参加者は,学内でeラーニングを推進する立場の方が多かった. このような立場の方々は共通の問題をかかえており,カンファレンス日程全体を通しての情報交換が非常に有益であった.

 また,カンファレンスにおいて,CSKが運営するBbユーザのためのコミュニティサイト 「CSKラーニングコミュニティ( http://csklc.jp )」が開設されたとの紹介があった.今回のカンファレンスの講演も http://csklc.jp/event/081128.htmlから動画配信されている.

 余談であるが,今回のカンファレンスにおいて,日本WebCTユーザ会の総会を開催された. CSKシステムズ西日本によるBbコミュニティが立ち上がることから,日本WebCTユーザ会は今年をもって解散することが決定され,6年間の歴史に幕を閉じることになった.