【2009年度参加報告】情報処理学会第101回コンピュータと教育研究会
報告者:渡辺博芳,高井久美子
情報処理学会コンピュータと教育研究会(略称:CE研究会)の第101回研究会が,10月10日(土)に大阪市立大学杉本キャンパスにおいて開催され,約45名の参加があった.
午前のセッションにおいては,高井久美子助手が「オブジェクト指向モデリング教育における個別学習と協調学習を組み合わせた授業の設計と実践」というテーマで,本学において実施している演習の授業設計と実践について発表した.
そのほかの情報教育に関する発表では,コンピュータを使わない情報教育(アンプラグドコンピュータサイエンス)に関する発表が3件あり,中でもこれを用いたオープンキャンパスでのイベントの報告が興味深かった. また,前回の研究会は100回記念であったので,本学の元教授,武井惠雄先生を含む歴代の主査が集まってパネル討論会を実施した. その要約が現主査の東京農工大学中森先生から報告され,コンピュータと教育研究会の過去を振り返り,現在の問題点と解決への展望を探った.
次回の第102回研究会は,12月11日(金)~12日(土)に広島大学において,情報処理学会CMS研究会と共催,電子情報通信学会技術と社会・倫理(SITE)研究会との連催で開かれる.