【2010年度参加報告】平成22年度 情報教育研究集会

報告者:渡辺博芳,古川文人,高井久美子

 平成22年度情報教育研究集会が,2010年12月10日~11日に京都府民総合交流プラザ京都テルサで開催された.

 12/10(金)には,国立国会図書館長長尾真先生による基調講演「電子図書館とデジタル教科書」と,「デジタル教科書の可能性」をテーマとしたパネル討論,続いて以下の4つのテーマに分かれて企画セッションが開催された.

  1. ICTを活用した組織的FD
  2. 大学間連携による教育学習支援情報環境の現状と課題
  3. 大学・大学院の全学共通情報教育と教育情報化環境
  4. オープンコースウェアのインパクトと将来展望

 12/11(土)は,7会場パラレルでの口頭講演セッションとポスターセッションが開催された.この中で佐々木講師が「Webサイト構築を題材としたプロジェクト演習の実践」について発表を行った.

 情報教育研究集会は,今回が最終となる.研究集会終了後に同会場で新しい組織である大学ICT推進協議会(仮称)の設立総会が行われ,米国における同様の組織EDUCAUSEの役員会・会長 Ted Dodds氏による「Building Community and Collaboration: How University ICT Organizations Can Working Together to Transform Higher Education 「コミュニティ形成とコラボレーション: 高等教育の質的変革のために各大学のICT組織はどのように協働できるのか」と題した記念講演が行われた.