【2011年度参加報告】情報処理学会第113回コンピュータと教育研究会

報告者:渡辺博芳

 情報処理学会コンピュータと教育(CE)研究会の第113回研究会が,2012年2月4日(土)~5日(日)に三重大学において開催された. 5つのセッションで17件の発表があり,参加者も,通常に比較して多かった.

 5つのうちの2つのセッションは「研究論文セッション」であった. 研究論文セッションは,論文誌での「教育とコンピュータ」特集号への投稿を前提として,提出した予稿に対して2名のレビューアからコメントをもらえるものである. これらのコメントをもらえる点は,発表者にとって有益であるし,発表後のディスカッションが論文化ということを意識した討論になっていたため,自分の研究成果を論文としてまとめたい場合に大変有用であると感じた.

 プログラミングの学習支援に関する発表,CSアンプラグドに関する発表や国際情報科学コンテストBebrasに関する興味深い発表が多かった. 東京電機大学の加藤さんらの授業内での演習授業を支援するために位置情報を活用して教授者に有用な情報を提示する方法に関する発表も興味深かった.

 次回のCE研究会は3月16日(金)~17日(土)に,明星大学において開催される予定である.