【2013年度参加報告】平成25年度ICT利用による教育改善研究発表会

報告者:古川文人

 私立大学情報教育協会の主催する平成25年度ICT利用による教育改善研究発表会が,2013年8月10日に東京理科大学森戸記念館において開催された. 合計32件の発表があった.

 千歳科学技術大学の林 康弘先生による「eラーニング利用による反転学習を取り入れたプログラミング教育の実践」という発表では,学生が主体的な学習を進めるプログラミング教育についての取り組みの紹介があった. 学生は,学習管理システム(LMS)上に提示された教材を用いて予習をし,授業中に理解の確認のためのテストやプログラミングの課題に取り組む. 予習をしてきたかどうかをLMSの学習履歴から毎回教員がチェックする. 予習をしてこない学生は,授業に出席しても欠席扱いとし,予習と同等の学習活動が認められた場合に出席扱いとすることで,予習のインセンティブを与えている点が参考になった.