【2014年度参加報告】2014年度人工知能学会全国大会(第28回)
報告者:小島一晃
人工知能学会(JSAI)の第28回全国大会が5月12日(月)~15日(木)の日程で,愛媛県県民文化会館(ひめぎんホール)で開催された.
本大会は人工知能に関する研究発表の場であり,教育・学習における人工知能はその中心的テーマのひとつである.本学からは,小島一晃助教が参加した.
教育・学習に関するセッションのテーマは,ヒューマンインタフェース,モデリング,言語理解,テキスト処理の他に認知科学など,多岐に渡る.研究発表の対象は先進的技術開発のみに留まらず,開発技術の実践的利用の報告も盛んに行われた. また,「組み立てることによる学習のモデル化と支援環境」と題したオーガナイズドセッションが企画されており,学習者自身が何らかのものを生成する活動を対象とした学習支援についての情報交換が行われた.このような学習活動は,より現実的で実践的な問題解決スキルを学ぶ上で重要であるが,教育コストが高く一般教育での実施が困難である.そのため,人工知能技術による支援が期待される分野であり,現在の取り組みや今後の展望についての活発な議論が交わされた.