【2018年度参加報告】平成30年度教育改革ICT戦略大会
報告者:渡部里美
私立大学情報教育協会主催による平成30年度教育改革ICT戦略大会が,2018年9月4日(火)~6日(木)の3日間,アルカディア市ヶ谷において開催された. 今回のテーマは,「社会の変化を展望した人材教育とICT活用の強化拡大」である.
1日目は全体会として,『高等教育政策の動向』『第4次産業革命時代の人材教育』『データサイエンスの人材育成』『問題発見・解決力,創造力等を促進するICT活用授業の提案』『教育の情報化推進に関する著作権』を題目とした講演・シンポジウムが行われた. 2日目はテーマ別意見交流として,『Moodle,Googleによるeラーニング・ICT活用授業の効果と今後の展開』『反転授業の導入と効果及び展開』『モバイル・SNSを活用した双方向型授業の導入と展望』『問題発見・解決思考の情報リテラシー教育モデルの理解と実現に向けた対応策の考察』をテーマとした4つの分科会が,パネルディスカッション形式で行われた. 3日目は各教員の取り組みについての88件の大会発表が4会場に分野ごとに分かれ行われた. また,2日目,3日目においては大学・企業連携によるICT導入・活用事例についてのポスターセッションが同時開催された.
12年後に到来する超スマート社会を展望するなかで,これからの人材教育について認識をの共有を通じて,問題発見・解決力,価値創造力,情報活用力の向上を目指したまなびの変革,授業でのICT活用の効果と普及推に向けた課題などについて説かれていました. また,著作権法改正が大学教育に与える影響として著作権法改正の動向が報告された.