【2020年度参加報告】情報処理学会第158回コンピュータと教育研究会

報告者:渡辺博芳

 情報処理学会コンピュータと教育研究会第158回研究発表会が,2021年2月13日(土)~14日(日)にオンラインで開催された.学生セッション5件,一般セッション4件,研究論文セッション2件の発表があり,80名程度の参加があった.

 また,開催校となる予定であった電気通信大学の企画セッションとして,東京大学 萩谷先生と電気通信大学久野先生による「情報教育課程の設計指針―初等教育から高等教育まで」,大学入試センター 水野先生による「大学入学共通テスト新科目案「情報」について」の2件の招待講演があった.このセッションはオープン参加としていたため,350名を超える参加者があり,大変,盛況であった.

 大学入試センターでは大学入学共通テストに「情報」を導入する方向になっていることを踏まえて,イメージを共有するための試作問題を作成しており,関連の学会等を通じて公開されている.多くの参加者があったことで,こうした動きについての関心が高いことがうかがえる.研究会の一般セッションでは,愛知県立小牧高等学校の井手先生より試作問題の一部を使った授業実践の発表があり,大変興味深かった.