第158回LTセミナー「関西国際大学におけるeポートフォリオの活用」

　第158回LTセミナーでは，関西国際大学の藤木清教授をお招きし，「関西国際大学におけるeポートフォリオの活用」についてリモートからご講演いただきました．本セミナーはオンラインで開催し，本学4キャンパスからの参加がありました．

　講演ではまず，関西国際大学のDPと学修成果の評価方法が示されました．学生は半年ごとに，KUISs学修ベンチマークと呼ばれるDPごとのルーブリック集などを用いて学修成果を評価して当学期を振り返り，次学期の目標設定をし，これらの内容をeポートフォリオに入力した後，アドバイザーとの個別面談を行うことで，学びのPDCAサイクルを回しているとのことでした．

　

　次に，これらの活動を行うための1～4年次の必修科目「評価と実践I・II」とその授業運営について説明がなされました．この科目により，半年ごとのKUISsg学修ベンチマークのチェック，目標設定とそれらのeポートフォリオへの入力が担保され，全30回分の授業は学科ごとに内容を設定できるウィークリーアワーを活用して，何週間かおきに実施することで運営していることが示されました．
　

　続いて，現在運用中のeポートフォリオシステムについての紹介がありました．学期ごとの目標を記す成長確認シート，4年間の学びのスケジュールを立てるラーニングルートマップ，投稿記事を基に作成する学修成果サマリーについて，画面例とともに説明がありました．
　

　最後に質疑応答の時間が設けられ，評価と実践I・IIの担当者やアドバイザの研修なども含めた科目の運用に関する質問のほか，評価の仕組みを全学規模で導入・運用する方法などについての議論がなされました．

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